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「ウルトラセブン」傑作選 第30話「栄光は誰れのために」 前編


 第30話「栄光は誰れのために」(1968年4月28日)

 36話「必殺の01秒」同様、警備隊内部の人間同士の確執をテーマにしたエピソード。
 当然、子供たちの受けは悪く(?)、番組開始以来、最も低い視聴率であった(それでも22パーセント)。

 キリヤマ「明朝6時を期して星ヶ原一帯で作戦行動に入る。目標になる戦車隊はマグマライザーでリモートコントロールされることになっている」

 明日予定されている野戦訓練について説明しているキリヤマ。

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 「たとえ訓練であっても気持ちを引き締め……」などと、締まってない腹で訓辞を垂れる。

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 ソガ「ようし、野戦だなんて久しぶりだな」

 男子たちは久しぶりの「野戦」にコーフン気味。

 それにしても、アンヌの横パイは最高だね!

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 フルハシとアマギが明日に備えて射撃訓練をしている。

 はっきり言って、このチャンチャンコのようなベストは、是非NGにして欲しかった。
 まだ何も付けない方がマシだったろう。

 しかし、クレー射撃の練習しても、あまり意味がないと思うが……。

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 そこへ「あっははははっ、そんな撃ち方で敵が倒せるんですか?」と、生意気そうな青年が突然現れる。

 頭が切れてますが……。

 青年はアマギのライフルを借りると、1発試し撃ちしてから、「ダブル!」と指示を出し、2連発で標的を正確に命中させ、ついでに上空を飛んでいた罪もないカラスまで一緒に撃ち落として見せる。

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 茫然と顔を見合わせる二人に、「青木です、よろしく!」と挨拶するのは、ライダーマン山口暁!

 実はお恥ずかしい話だが、つい最近まで管理人、この青年が山口氏だと気付かなかった次第である。

 その後、基地に戻った二人にマナベ参謀が頼もしそうに紹介した相手こそ、あの不遜な若者であった。

 マナベ「君たちに預けることになった青木君だ。近い将来ウルトラ警備隊の一員として活躍するかもしれない男だ。頼んだぞ」
 参謀の言葉に、なんとも言えない顔をする二人。

 青木隊員の経歴などについて説明はないが、参謀がやたら肩入れしているところからして、誰かおえらいさんの息子だと言うことも考えられる。あくまで私の推測である。

 と、そこへ、伊豆方面から国籍不明機が接近中と言う緊急連絡が入る。

 青木はすかさず「たかが1機や2機の敵機なら私ひとりで十分です、任して下さい!」と先輩たちを制して自分が出撃しようとする。マナベは考え込むが、結局OKを出す。ただし、フルハシとふたりである。

 もっとも、

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 その敵機は吹き流しをつけた防衛軍の戦闘機に過ぎなかった。ダンとキリヤマが操縦している。
 そう、実はこれも野戦訓練の一環なのだった。

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 キリヤマ「間もなく(青木が)やってくる。実力もさることながら大変な自信家だそうだ。遠慮しないで揉んでやれ」
 ダン「はぁ……でも僕がほんとに揉みたいのはアンヌの胸なんですよ……
 キリヤマ「えっ?」
 ダン「えっ?」

 最近、ダンは思っていることがつい口に出てしまうと言う奇癖に悩まされて……ねえよ。

 青木は自分の力を見せ付けようと、危険な操縦を繰り返したり、本気で相手を撃ち落とそうとしたりする。
 フルハシ「貴様、気でも狂ったのか?」
 青木「フルハシさん、あれは敵機です。撃ち落としても当然じゃありませんか」

 それが訓練だと知らされていなかった青木は、帰還すると血相変えて参謀室へやってくる。
 マナベ参謀は青木を宥め、そこにいたダンとキリヤマを紹介する。
 青木「よろしくお願いします」
 キリヤマ「危うく殺されるところだったぞ」
 青木「本当はウルトラ警備隊の欠員が2名できるところでした」
 マナベ「青木君!」

 青木の冗談の域を越えた発言に、ダンも眉をひそめる。

 その後、野戦訓練予定地付近に、未確認物体のレーダー反応がある。ダンと青木がポインターで調査に行く。ここでも、ダンが車を降りた隙に、青木は勝手に車を運転して先に行ってしまうのである。

 良くこんなので今まで警備隊の隊員が務まってきたなと感心するほど身勝手なキャラであった。

 先行した青木は、砂丘の中から出てくる謎のメカを発見し、

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 ポインターのロケット砲で攻撃を加える。

 すぐダンが追いつくが、青木はメカのことは言わず、「あの辺が怪しいんですよ」と曖昧なことを言う。

 ただ、この後、青木とダンが、浮遊するメカから攻撃を受けるシーンは後の展開からすると問題がある。ダンも、はっきりと敵の存在を知ったことになるからである。

 さて訓練当日。
 戦車隊を指揮する予定のマグマライザーが、あのメカに襲われ、

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 乗っていた隊員が、こんな状態でダンたちに発見される。

 どっちが居酒屋の勘定払うかジャンケンして、右が勝って大喜びしているところをメドューサに襲われたようにも見える。

 マグマが襲われたのも、実は青木が発信機を取り付け、それにつられて寄って来る敵を真っ先に自分が倒そうと画策した結果なのだった。

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 何者かに操られているマグマライザーが、戦車隊を引き連れて、配置についている隊員たちに砲撃を浴びせる。

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 ダン「隊長、隊員を後退させて下さい。マグマの乗組員が変死してるんです」
 ソガ「隊長、戦車が実弾を使って攻撃してきます!」
 キリヤマ「実弾?」
 アンヌ「はい、第一前線ではかなりの被害者が出ているようです」
 ダン「マグマが何者かに奪われたんだ」

 それとは別に、あのメカ(戦車)も出現して攻撃を仕掛けてくる。

 キリヤマ「畜生、我々の野戦訓練を逆用した奴がいるんだ」

 戦車隊とメカに挟まれ、身動きの取れなくなる隊員たち。

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 フルハシ「畜生、挟み撃ちか」
 アマギ「地球防衛軍を骨抜きにしようって言うつもりなんだ!」
 キリヤマ「?」
 ダン「?」
 フルハシ「?」
 青木「?」

 ……骨抜き???

 みんなの頭の中に?マークが乱舞するが、非常事態なのでそのツッコミは後の飲み会の楽しみにとっておくとして、とりあえず眼前の事態に集中するキリヤマたちであった。

 後編に続く。


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コメント

第1話で、ダンは一民間人からいきなりウルトラ警備隊員になっていますから
青木のようにダンを敵視する防衛隊員がいてもおかしくないですね。
彼らにとってはウルトラ警備隊は羨望の的でしょうから。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第30話「栄光は誰れのために」 前編(12/24)  

影の王子様
>第1話で、ダンは一民間人からいきなりウルトラ警備隊員になっていますから
>青木のようにダンを敵視する防衛隊員がいてもおかしくないですね。

そう言えば、大体主人公(ウルトラ戦士)は、実にあっさりと隊員に採用されてますね。80なんか、中学教師とかけもちで隊員やってました。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第30話「栄光は誰れのために」 前編(12/24)  

この自信過剰で無謀に突っ走る青木のキャラは後の結城丈二そのものなような?
「V3!ヨロイ騎士は俺に任せてくれ」→川にプカーン・・・

プラチク星人の空飛ぶ戦車、カッコいいです。
こうした敵味方の多彩なメカも「セブン」の魅力の一つです!

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第30話「栄光は誰れのために」 前編(12/24)  

影の王子様
>この自信過剰で無謀に突っ走る青木のキャラは後の結城丈二そのものなような?
「V3!ヨロイ騎士は俺に任せてくれ」→川にプカーン・・・

ライダーマン、考えたら割りと面倒くさい奴でしたね。

中途採用

他の方が仰る通り最初から組織にいたのはハヤタ(科特隊)と猛(UGM)ぐらいなのではないのでしょうか?他のウルトラ兄弟はほぼ中途採用のようですね😅

Re: 中途採用

そう言えばそうですね。

マグマライザーの乗組員

今日、NHKBSで放送があったので、見直しました。
V3のニセ医者役小倉雄三さんが出ていたのは4年前のローカル局で放送があったときに確認していましたが、小倉雄三さんが殺されるシーンは見落としていました。
アオキがマグマライザーに発信機を取り付ける直前に会話をしているシーンは覚えていました。防衛軍基地が舞台の話だと画面が暗くて分かりにくいせいか見落としが多いですね。
初見はオープニングがカットされたのでゲスト出演者の名前が確認できず、山口さんがメインゲストと知ったのは10数年前です。

Re: マグマライザーの乗組員

> 初見はオープニングがカットされたのでゲスト出演者の名前が確認できず、山口さんがメインゲストと知ったのは10数年前です。

自分も、ライダーマンだと知ったのは割りと最近になってからですね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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