fc2ブログ

記事一覧

「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第9話 その3


 第9話「母さんでもないのに…」(1989年3月12日)
 の続きです。

 トオルたちに騙されていたことを知り、かつてない悲しみを味わうぱいぱい。
 悄然と高山家に戻ると、すぐ荷物をカバンに詰めて出て行く。

 PDVD_036.jpg
 ぱいぱい(それは母親代わりとして気に入らないことが一杯あるかもしれないけど……もう、おしまい)

 心がポッキリ折れてしまったぱいぱい、心配して見守るヌルハチたちが近寄れないほど深く落ち込んでいた。

 PDVD_037.jpg
 折しも、何も知らない三バカが通り掛かり、ばいばいに気付いて駆け寄る。

 アキラ「なんだその荷物?」
 トオル「荷物なんかどうでもいいけどさ、サッカーシューズどうなった?」
 ぱいぱい「……」
 トオル「なんたって、今日は俺の誕生日なんだからね」

 PDVD_038.jpg
 へらへらと笑うトオルに、ぱいぱいが怒りと悲しみを込めた眼差しを向ける。

 ぱいぱい、カバンをベンチに叩き付けて立ち上がると、勢い良く右手を振り上げる。思わず身構えるトオル。
 が、さすがにほんとに叩くことはせず、

 PDVD_039.jpg
 ぱいぱい「あんたたちなんて……あんたたちなんて大嫌い!」

 目に涙を浮かべて叫ぶと、一目散に走って行く。
 ただならぬ様子に、アキラたちも慌てて追いかける。

 PDVD_041.jpg
 腹の虫の収まらないぱいぱい、人気のないところまで来ると、魔法少女に変身し、アキラたちを待ち構える。

 ……しかし、さすがにこれじゃ、ぱいぱいだとバレてしまいそうだが。

 ぱいぱい「ぱいぱいの真心を踏み躙った愚かな三バカ兄弟、中華の正義に代わって懲らしめてやる!」

 ぱいぱいは魔法のスティックをかざし、三人を自由自在に動かしたり、シャボン玉の中に閉じ込めたり、散々痛い目に合わせる。

 ぱいぱいの溜飲は下がるが、かと言って、裏切られた信頼は戻らない。

 PDVD_042.jpg
 シャボン玉から落ちて気絶した三人を見下ろし、「さよなら」と別れを告げる。

 その夜、三バカがとぼとぼと自宅へ向かっている。

 PDVD_044.jpg
 明かりのついてない寒々とした家に入り、居間の電気をつけると、そこにはぱいぱい心づくしの手料理がテーブル狭しと並んでいた。

 バースデーケーキまで用意してあるのを見て、さすがの三バカも胸をえぐられる。
 そして、何故ぱいぱいがあんなに激怒したのかも理解する。

 PDVD_045.jpg
 トオル「ぱいぱいの奴、ほんとの母さんでもないのに……」

 ぱいぱいの優しさに、しくしくと泣き出す三バカ。

 その頃ぱいぱいは、とりあえず駅へ向かって歩いていた。

 PDVD_046.jpg
 再びヌルハチたちが現れ、今度は力尽くでぱいぱいを中華魔界へ連れて行こうとする。

 激しく抵抗するぱいぱいの耳に「ぱいぱいーっ」と言う聞きなれた声が飛んでくる。

 ぱいぱい「あの声は!」

 無論、三バカ兄弟であった。三人がぱいぱいを取り戻そうとして、ヌルハチたちに必死に立ち向かっている姿を見て、ぱいぱいの怒りもやっと消える。

 ここで、魔法のスティックを出すのだが、力技ではなく、夜空に花火を打ち上げると言うファンタジックな魔法を使い、茫然と見上げる彼らに自然と争いを忘れ去せるのが、とてもロマンティックな演出である。

 とにかく今回は、誉めるところしかないのである。

 PDVD_047.jpg
 ぱいぱい「さ、パーティーしようか」
 トオル「でも、俺の誕生日じゃないから……」
 ぱいぱい「いいじゃない、何でもない日にパーティーしたって」
 シンゴ「やった!」
 ぱいぱい「帰る、ぞっ!」
 三人「オオーッ!」

 元気良く駆け出すぱいぱいたち。

 PDVD_049.jpg
 ここで、ぱいぱいが取り残された二人のところへ引き返して、「お前たちもいらっしゃい」と誘うのが、涙か出るほど優しい気持ちになれるのだ。

 ぱいぱい「でも、そのファッションじゃダメ」

 PDVD_050.jpg
 ぱいぱい、二人をタキシード姿に変え、手を取り合ってスキップを踏む。

 キャスト同士のなごやかなムードが伝わるシーンである。

 さらに、さらに、まだ途中なのにED「星空のダイアリー」が流れ始めるのが心憎い演出。

 PDVD_051.jpg
 クレジットを映しつつ、ちゃっかり行男も加わっての楽しいパーティーの模様。

 トオルの声「何でもない日なのに何でもないパーティー……」

 また、「素敵なその日の幸せを数えるように~♪」と言う歌が、このシーンにマッチして、ほんと、見てると泣けてきちゃうんだよね。

 PDVD_052.jpg
 とどめは、ぱいぱいのキュートなタキシード姿! あまりはっきり映らないのが惜しいが、もう勘弁して下さいと言うほど、見所の多い傑作であった。

 もうこのブログ、これさえ更新したら、終わりにしても良いんじゃないかと言う気すらしている。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

今日は記事とは全く関わらない内容となります。お許しを。

悪評連載かつ時代バラバラ製作中の「小うるさファイブ」ですが、今回は時代が大きく飛んでバブル期(1988~90年代)
になります。

それまでに「小うるさファイブ」にはいろんな出来事が起こっています。

メイルンは香港ヤクザのボス・フーの正妻になり、女の子が生まれます。
一方、弟分だった三起谷史郎は、メイルンと関係を持ってしまったのがばれ、元悪がきの三人(ヒゲデブ、チビヒゲ、田吾作)と共に追放。日本で鬱々とした日々を過ごしていました。

しかし、そんな中、メイルンは女の子を連れて史郎たちに会う事をフーに許されます。それはクリスマスイブの日・・・。

メイルンが来ると知らされた「小うるさファイブ(四人しかおらんが)」。彼女がやってくるのは最終便の新幹線ひかり号(100系)。

そしてクリスマスイブ。100系ひかりが東京駅に入ってきます。降りる乗客の中にメイルンの姿を探す史郎。
しかし見つからず、がっかりして帰ろうか・・・といったところでメイルンが子供を連れてバアと(死語)顔を出します。

最後は三人でじゃれあいながら、ホームを後にします・・・。

元ネタは88~92年に製作されたJR東海のCMシリーズ「クリスマスエクスプレス」でした。

乱文失礼いたしました。

Re[1]:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第9話 その3(12/25)  

妄想大好き人間様
いつも楽しいコメントありがとうございます。

そういうCMありましたねえ。

Re:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第9話 その3(12/25)  

私もポワトリン36話のお彼岸ライダーの回で、
本放送の頃ではなく最近見直して泣いた口ですから(笑)

3月の時期、パーティの華やいだ回をこのときやっておいて、結果的に良かったんだろうなと思いました。

メガネかけたぱいぱい、
小沢なつきがデビューした頃に生まれた市川紗椰
http://www.sc-n.jp/artist/supercontinental/saya/" target="_blank">http://www.sc-n.jp/artist/supercontinental/saya/
のメガネ姿に似ていて萌えます。

そして東映不思議コメディーシリーズ独特の温かみがあっていいですね。DVD買いたいです。

Re[1]:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第9話 その3(12/25)  

LopLop様
>私もポワトリン36話のお彼岸ライダーの回で、
>本放送の頃ではなく最近見直して泣いた口ですから(笑)

年を取ると涙もろくなって困ります。
この間なんか「暴れん坊将軍」見てて泣きました。

>3月の時期、パーティの華やいだ回をこのときやっておいて、結果的に良かったんだろうなと思いました。

確かに、そうですね。1年続いて欲しかった(泣)

Re:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第9話 その3  

ラストのパーティーのシーンでEDに繋がっていくのが実に良いと思いました。
こうした夢のある演出大好きです。

Re[1]:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第9話 その3(12/25)  

影の王子様

どうせなら最終回で見せて欲しいシーンでした。

「魔女先生」のラストもこんな感じで、泣けました。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

カテゴリー

カレンダー

12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター